2016年2月12日金曜日

世界市場が大荒れです

既にニュースやらで速報は入っているかと思いますが、世界の市場が大荒れです。イエレン氏のハト派寄りの発言により弱気になり、中国の休日と日本の祝日が重なった東京市場(アジアタイム)が狙われました。極めて流動性が低いときに、欧米勢が仕掛けてきて、ドル円は一時110円台をつける値動き、ここ数日の間に数円が動く異常事態が発生しております。

日足を見てみると、日銀バズーカが撃たれた陽線にて120円台に入り、そこから怒濤の陰線が連続しております。117円台に十字線がでて、ここで下げ止まるかと思っていたのですが、先の仕掛け的な攻撃にて、116円を割ったあたりから、112円台で今週の取引が終わっています。


こうなってくると、日足では動きが見えないので、月足(または週足)で値動きの流れを見る必要があります。80円台にあったドル円はアベノミクスにて、100円の大台を超えて、するすると120円まで上がりました。125円のラインは黒田ラインとか呼ばれるラインで、これを超えて130円を目指すのは非常に大きなエネルギーが必要になってきます。筆者も125円ラインの突破はないと思いつつ、今年は期待していた気持ちはあります。

今年に入ってから、チャイナショックの116円ラインを一度トライして冷や汗をかきましたが、なんとか120円に戻せました。しかし、2月はそこから下方向を攻めて攻めて、110円ラインが目標になってきました。月足の基準線で支えられるかと思いますが、まだ売り方向が続きそうです。すなわち、110円ラインで止まるのか、105円ライン、100円ラインのどこで支えられるのかが、マーケットの関心だと思います。


他方、日本円に関しては、日銀の為替介入リスクがつきまっとってきます。さすがに、110円ラインの攻防は値動きとして行きすぎであることは明白で、大臣クラスの口先介入が多く見られるようになりました。それより先には、116円ラインを割ったあたりから、日銀(正確には財務省)からのレートチェックと呼ばれる強力な口先介入が入っていることから、日銀がいよいよ動き出す事態も想定しておかなければなりません。

結局、110円ライン、105円ライン、100円ラインのいずれかあたりに、日銀の防衛ラインが張られるかと思います。それがどこなのかを確かめるまでは、このような大きな値動きのときは、恐ろしくてマーケットに参加することは不可能です。さすがに、ここ数日の値動きを受けて、そろそれ、実弾を撃ってくる(現金をマーケットに流す本当の為替介入)ことも十分に想定の範囲内でしょう。

そういえば、うちの学部3年生向けのゼミで、マーケットの意味で使われている「市場」をシジョウと読まずに、イチバと読んでいる学生さんがいたように思います。そのとき、思わず吹き出しそうになったのは、また別の話です。