2016年5月25日水曜日

クアラルンプール移動4日目~無事に任務完了&そういうことかLTE

はじめに、本日の本会議の午後第2セッションにて、無事に発表を終えることができました。定刻になっても人がくる気配がなく、5分遅れではじまりました。10分前待機、定刻開始は日本だけの文化のようです。

昨日の記事にて、マレーシアのモバイル環境をまとめてみました。そのなかで、クアラルンプールではLTEはこれからエリアが広がっていくので期待したいと記述しました。しかし、色々と調べてみると、意外なことが分かったのでまとめてみることにしました。

これ以降の記事は、主に端末のハードウェア面に焦点をあてています。現在主流の通信方式は、2G(GSM)、3G(WCDMA)、4G(LTE)になるかと思います。3GにはCDMA系や4GにはTD-LTEなどもありますが、筆者は関心が無いので無視します。また、注意点として音声通信とデータ通信は切り分けて議論しなければなりません。すなわち、LTE対応端末であっても、VoLTEに対応していなければ、データ通信はLTEにて行われていても音声通信はWCDMAにて行われているということです。

日本では利用されていませんが、世界のほとんどの国でサービスが提供されているGSMは850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHzの周波数が利用されています。また、WCDMAやLTEに関しては、周波数帯の他にバンド番号で示されていることが多いかと思います。すなわち、WCDMAは1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 19, 20, 21, 22, 25, 26、LTEは1-46, 65, 66, 67, 252, 255になります。

筆者が利用している端末の対応バンドを次の通りにまとめました。

PRIORI 3
C2-01
N01G/N03D
iPad air2
2G
GSM
850, 900, 1800, 1900
3G
WCDMA
1, 6, 8, 19
1, 2, 8
1, 5, 6, 19?
1, 2, 4, 6, 8
4G
FDD-LTE
1, 3, 8, 19
***
***
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 13, 17, 18,
19, 20, 25, 26, 28, 29, 38, 39, 40, 41

まず、GSMサービスはいずれの端末でも利用できます。次に、3Gと呼ばれているWCDMAは、各端末で特徴がでています。とくにWCDMAにおいて重要なのは、世界中で共通バンドとして使われているバンド1、NTT docomoがFOMAプラスエリアとして利用しているバンド6、米国などで3G850として使われているバンド5ではないでしょうか。ちなみに、たとえ「LTE対応機種だ!」と大声でうたっても、音声通信はVoLTEを除けば、3Gや2Gを使ってサービスが提供されているため、N01GやN03Dは、LTEこそ対応していませんが、音声通話をメインとするのであれば優秀かと思います。

また、先のN01GとN03DはSIMロックがかかっている(docomoでしか使えない)のですが、C2-01はSIMフリーなので共通バンド1とGSMのすべてのバンドに対応していることから、よほどのことがない限りエリア圏外になることはなく、海外での音声通話として利用するには便利かと思います。それでは、N01GやN03DのSIMロックを解除してはどうか?という選択肢もあるのですが、そこまでしなくても筆者は不便を感じていません。

4Gと呼ばれるLTE(FDD-LTE)に関しては、iPad air 2がダントツです。ちなみに、iPhone 6やiPhone SEもかなりの周波数バンドに対応しています。マレーシアのmaxisはバンド3と7を使ってLTEを展開しており、とくにバンド7のカバレッジが広いようです。ということは、スマホとして利用しているPRIORI 3は、バンド3だけしかつかむことができず、バンド7の恩恵は受けられていないということになります。すなわち、クアラルンプール市内にてLTEが入りにくいと感じたのは筆者のPRIORI 3がバンド7に対応していないことに起因することになります。ちなみに、PRIORI 3を買うときに悩んだPRIORI 3Sはバンド7に対応しています。参考までに、docomoはバンド1, 3, 19, 21, 28を使ってLTEを展開しているため、国内ではPRIORI 3であってもバンド1, 3, 19と3つの電波をつかめるので快適です。

参考までに、iPhone SEのスペックは次の通りです。本体価格が52,000円である点を許容するのであれば、海外渡航にはiPhoneシリーズが優秀かもしれません。

iPhone SE(A1723)
2G GSM 850, 900, 1800, 1900
3G WCDMA 1, 2, 5, 8, 10
4G FDD-LTE 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17,
18, 19, 20, 25, 26, 28

以上をまとめて、筆者の今後のモバイル環境をどうするかということです。N01GとN03Dは、GSM、WCDMA(3G、3G850)に対応しており、かつSIMロックがかかっているので、docomoのSIMを挿したままで国際ローミングにて緊急回線とするのが無難です。C2-01は、GSMとWCDMA(3G)に対応しており、かつSIMロックがかかっていないので、ハローSIMなどの国際的にローミングされた音声通信に使えそうです。

PRIORI 3は、運がよければLTEをつかみ、そうでなくても3Gにはいけそうです。ということは、主にテキストベースのやりとりプラスαに使えそうです。とくに、SIMロックがかかっておらず、SIMカードが2枚させるので、1枚目はChat SIM、2枚目は現地プリペイドSIMという使い方が正解かと思います。一方、iPad air 2は、音声通信ができない一方、データ通信専用として、LTEの電波も幅広く掴んでくれそうです。今回のクアラルンプールであっても、バンド7にも対応しているので、パソコンでテザリングで利用したいときは、iPad air 2にSIMを挿し替えるという選択肢もあるかもしれません。