2016年10月23日日曜日

docomoの新サービス「セルラードローン」が興味深い

NTTドコモの新サービス(2016-2017冬春)発表会の動画を見ていて、気になったことをいくつかまとめておきたいと思います。


新しいスマホは、可も無く不可も無くといったところでしょう。Xperia XZ SO-01Jは、LTEのCA(キャリアアグリゲーション)を駆使して、下り500Mbit/sを達成しているところが興味深いです。しかし、実際問題としてそのような高速なデータ通信を実現できるのは限定的ではないかと推測します。

新しいガラケーは、2機種ともにLTE、WiFi、Bluetoothを搭載して、VoLTE対応というのはよさげです。P-01JはLTEと3G、SH-01JはLTE、3G、GSMへの対応があるようで、海外での利用も十分に想定可能かと思います。筆者はNECの機種との相性がよいのですが、PanasonicやSHARPはあまりよくないという過去の経験則があるので見送りでしょう。初期ロットが捌けて、ブログにレビューが掲載されはじめたときに復習したいと思います。

本記事のタイトルにもなっているセルラードローンが最も興味深いところです。携帯電話会社の強みを活かして、セルラー回線を介してドローンを遠隔操作しようというものです。そして、福岡市にて免許を取得して、実証実験を行うようです。


ドローンの制御にはいくつか段階があって、基本的には手元にある端末とドローンが直接的に無線リンクを張って、その範囲内(とくに操縦する人の目が届く範囲内)にて飛行させるのが原則かと思います。一方で、セルラードローンは、セルラー回線を介して目視外の遠隔飛行を実現しようという試みです。

技術的にはそれほど目新しさはないのですが、1.ドローンの機体を安定させてホバリングさせる、2.携帯電話の基地局と基地局の間のハンドオフ・ハンドオーバーを切れ目無く行う、3.飛行ルートを制御(飛行ルート外に出たときの検知・修正など含めて)、4.万が一ドローンが墜落するときは安全に着陸させる等の課題が挙がってくるかと思います。

ドローンに搭載されたカメラから撮影された映像は、リアルタイムにて管理PCにて位置情報とともに表示されるようです。管理PCの制御ソフトウェアは「x-monitor」と書かれており、軽くGoogleにて検索してみると(株)自律制御システム研究所が販売するソフトウェアのようです。

ドローンの着陸性を向上させる(何も対策をしておかないと、ドスン・ドスンと本体を落とすことになり、ドローンの故障につながります)ために、ヘリコプターの足のようなものを取り付けています。映像からは判断できないのですが、衝撃を吸収するためのダンパーのような構造になっているかもしれません。

動画の最後には、地上への無線通信の影響も検討することが記述されていました。個人的に思うことは、セルラー回線のアンテナは、主に地上に電波を吹くように設置しているかと思います。そのため、高層ビル等では携帯電話の電波が入りにくいといった問題がでてきます。ドローンの飛行高度にも依存するかと思いますが、電波の入り具合というのはどのように解決しているのか気になるところです。

ドローンを遠隔操作するためのプラットフォームに関しては、すでに実機による評価、そしてサービス展開を見据えた実証実験に入っている段階のようです。来年の春には、商用サービスがはじまりそうな予感ですね。