2017年5月25日木曜日

ビットコインの話題

一般の人にとってビットコインといえばマウントゴックス倒産のイメージが強いためか、何か胡散臭くて怪しいという印象だけが先走っているように思います。とくにフィンテックのひとつのソリューションとして、ビットコインをはじめとした暗号通貨(仮想通貨と表現されることもありますが筆者としては違和感を覚えます)は、今後大きく伸びることは容易に想像できますが、日本ではさほど普及はしないかと思います。おりしも、そのビットコインの価格が暴騰しているというニュースがはいってきました。


現状において暗号通貨が何に使われているかといえば、1.投機、2.怪しいお金の移動、3.マネーフライト、に尽きるかと思います。具体的には、1.投機に関してはビットコイン価格のボラは大きいため博打に近い性質を持っていますが、一攫千金を狙う人たちのおもちゃになっているかと思います。2.怪しいお金の移動については、マネーロンダリング、犯罪資金の移動かと思います。ビットコインは匿名性が高いために、違法取引の代金決済や先日のランサムウェアの身代金の受渡しなどに使われています。3.マネーフライトについては、主に中国人が自国からお金を海外オフショア口座に逃がすときに、当局の追跡を逃れるために使われているかと思います。実際のところビットコインについては、その6割とも9割とも言われているユーザは中国人だと推測されています。

また、そのような暗号通貨が日本では普及するのでしょうか?という疑問に対して、筆者は暗号通貨に限らずフィンテック全般の普及に関しては困難かと思います。とくに先進国であるからこそ新しい技術を普及させてリーダーシップをとらなければならないかと思いますが、一方でむしろ先進国であるがゆえに金融システムの完成度が高くて不要であるというジレンマもあるかと思います。ときに、先日の国会質疑におきまして、このあたりの事情について麻生太郎先生が分かりやすく説明していました。併せて、若い人たちに対してはフィンテックを日本でも流行させることが、あなた方の仕事だという励ましのメッセージが送られたようにも思います。

いずれにせよ、ビットコイン等の暗号通貨は将来性があることは間違いなく、まだ黎明期であるがゆえに一部の人たちのおもちゃに過ぎないかと思います。かつてのインターネットの歴史を鑑みて同じ道筋をたどると考えると、新しいオンライン決済のひとつに暗号通貨はプロキシーとして使われるようになるかと思います。ここはひとつ、あたたかく見守ってゆきたいと思います。ちなみに、暗号通貨といえばビットコインが有名ですが、実はもっと別の暗号通貨の方が重要で筆者は注目しています。まあ、詳細について言及することは差し控えます(笑)。