2017年6月19日月曜日

今どきの夢のない現実

インターネット銀行では大手のジャパンネット銀行が、いわゆる「ミレニアル世代」(25歳前後)に対するマネー事情を調査した結果「『ミレニアル世代』のマネー事情を調査」を読みました。様々な見解があるかと思いますが、筆者はこのような現実は『普通』だと思っているので驚くべきことではないのですが、やはり数値として算出された結果を見ると納得できます。

財布の中身については、筆者も含めて数千円しかお金を入れていないことは多々あるかと思います。要因としては電子決済、とくに電子マネーが浸透しているために本質的に現金を持ち歩く必要性がないということ、そして持ち歩く現金さえないといったことかと思います。クレジットカードの利用率については、インターネット銀行が調査した点を考慮すれば、その調査対象者はデジタルに強い層の人たちかと思います。従って、実際の電子決済の利用率はもう少し低くなるように思いますが、おおむねこの程度の値は納得できます。
「普段、財布にいくらくらい入っていますか?」と質問したところ、平均額は「10,479円」という結果に。また、「10,000円未満」と回答をした人が多く、その割合は約6割にのぼっています。買い物に現金だけでなく、電子決済サービスも使っているという人が多く、「クレジットカード」および「電子マネー」の使用率は、いずれも77%に。特に「電子マネー」については、「流通系電子マネー」(47%)のほか、「交通系電子マネー」を、交通機関の精算だけでなく、買い物でも活用しているという人が全体の65%となりました。「スマホ決済サービス」の利用者も21%と5人に1人にのぼっており、デジタル・ネイティブである「ミレニアル世代」らしさがうかがえる結果といえます。
貯金については、30万円未満であっても貯めようという気持ちがあることは重要かと思います。一方で、100万円以下は貯金ではなく、普通預金の残高だよと揶揄(やゆ)されることもあるかと思いますが、実質的に貯蓄に回せるだけの資金がないと考えるべきかと思います。また、資産運用については慎重な意見が多いようでして、日本人の金融リテラシーが絶望的である点を鑑みても、この世代の人たちの経済状況については絶望的だといわざるをえないと思います。そのためには、金融リテラシーを身につける努力をするべきだと思いますが、そのための関心の低さが問題点なのかもしれません。
「現在、貯金をしていますか?」の質問に、78%が「している」と回答。約8割の「ミレニアル世代」がお金を貯めているようです。具体的な「現在の貯金額」としては、「30万円未満」の回答をした人が43%と多数派でしたが、一方で、「100万円以上」の回答をした人も、4人に1人以上(28%)にのぼりました。さらに、「投資と貯金では、どちらを重視していますか?」の質問に、「貯金」という回答が72%で大多数に。「投資」と答えた人は9%、「どちらも同じくらい重視している」と答えた人は13%にとどまりました。また、「投資・資産運用をしたことがありますか?」という質問でも、「ある」と答えた人は12%。「まだないが、これからやりたい」という人も31%にとどまり、大多数は投資や運用に、それほど関心を持っていないようです。
年収については、今どきの人たちの方が現実的に見ているように思いまして、これが『さとり世代』とレッテル貼りをされている所以でしょうか。たしかに、筆者の30代前半であっても年収400万を稼ぐのは大変ですし、もしそれを達成しようと思えば心身共に身を削る思いで仕事に励まなければならないでしょう。
10年後の予想年収、平均は「430万円」「親よりも稼げる」自信がある人はわずか3割台
なるほど。