2017年10月31日火曜日

Macbook 12in は新しいカテゴリのパソコンかも?

筆者は Macbook 12in を愛用しているのですが、いまいち使いづらくて、どのように活用するべきか思案している状況です。そして色々と考えているうちに、実は Macbook 12in は全く新しいパソコンのカテゴリに属するガジェットかもしれないということに気がつきました。

基本的な話として、Macbook 12in のスペックはそれほど高くないために、それを十分に理解したうえで使う必要があると思います。そのため、ノート型パソコンとしてサブ機として利用するには必要十分な性能がなく、「使えない」という烙印を押されているように思います。製造者側(Apple)の意図していることを読み解くとき、ノート型パソコンが欲しければ、黙って Macbook pro 13in を買えということでしょう。

低スペックになることを覚悟して低電圧版の CPU を採用し、打ちにくくなることを覚悟のうえでキーボードをペラペラにした理由として、薄さと軽さの追求である点は言うまでもありません。インタフェースについても、USB type A が欲しいところですが、それでは薄さを実現できないので、ギリギリの選択として USB type C を1ポート載せるのが限界ということでしょう。

パソコンとモバイル機器は下記の通りにカテゴライズされ、隣接するカテゴリには多少のオーバラップを許容しているように思います。そして、各々のカテゴリに属する端末から、自分の生活スタイルに適合したデバイスを選択して、またその時々の状況に応じて選択したデバイスを厳選してゆけば良いということかと思います。そして、Macbook 12in については、タブレット端末の延長線上にあるけれど、ノート型パソコンではないという位置かなと感じています。

1.メイン・デスクトップパソコン
自宅や職場に据え付けて利用する形態で、スペックや入出力環境を自由にカスタマイズすることができます。従って、作業効率は最も高い反面、それ以外の環境に移動して使うことは難しいです。例えば、自作WindowsパソコンやiMacが該当するように思います。

2.サブ・ノート型パソコン
自宅や職場で移動して利用することを前提とした形態で、ある程度のスペックや入出力環境は保持しています。そのため、デスクトップパソコンと比較して拡張性は乏しく性能は悪いかもしれませんが、日常的な仕事に使う分には必要十分な環境を提供できます。例えば、Let's note SZ や Macbook pro 13in が該当するように思います。重さの目安としては、1kgから1.5kgあたりの端末かと思います。

3.新しいカテゴリーのパソコン
サブ機としては利用するにはスペック不足で使い物にならないが、スマホやタブレット端末と比べてコンテンツを作り出すことはできます。すなわち、タブレット型パソコンのサイズにデスクトップ型パソコンやノート型パソコンと同等の機能を持たせ、かつサイズ・重さ・バッテリーの持ち具合はタブレット型パソコンと同じ機能に仕上げています。例えば、Let's note RZ や Macbook 12in が該当するように思います。重さの目安としては、1kg以下の端末かと思います。

4.タブレット型パソコン
1~3までのパソコンとは異なり、コンテンツを消化することに主軸をおいた形態で、ディスプレイサイズとバッテリーが大きいので、複数人やひとりで落ち着いて動画やウェブサイトの閲覧を行えます。また、なじみ深いスマートホンと同じユーザインタフェースを介して操作することができるために、現代のスマホ世代にとってはパソコンよりも使い勝手の面で優れていると思います。例えば、iPad pro、iPad air 2 等の iPad シリーズが該当するように思います。

5.スマートホン(大型スマートホン、小型スマートホン)
外出先でちょっと空いた時間にコンテンツを消化することに主軸をおいた形態で、電話、メール、ネット閲覧、動画閲覧、ゲーム、その他のあらゆる用途に幅広く利用できます。手の大きさや好みに応じて自分に合ったサイズを選択でき、デジタル端末の入門機の位置づけにあると思います。例えば、iPhone 8、iPhone 8 plus、iPhone SE が該当するように思います。

6.ウェアラブルコンピュータ
スマートホンと連携させて、電子マネー決済や通知などを受け取る形態です。ウェアラブルコンピュータ単体での利用よりも、他の端末と組み合わせて利用することにより、日常生活の中に違和感なくコンピュータを溶け込ませることができます。例えば、Apple watch シリーズが該当するように思います。

7.特定用途に特化したコンピュータ
日本国内を中心に通話・メール・電子マネーに特化した専用デバイスとしてガラケー、音楽を聴くことを前提としている iPod 等、目的に応じて特化された形態です。

社会を構成する人たちが新しい世代の人に交代するとき、新しいコンピュータが登場して、それによって新しいコンピュータのカタチが必要になってくるように思います。すなわち、スマホの延長線上にある新カテゴリのパソコンとしては、iPad pro 12.9in + Apple pencil + キーボードカバーの組み合わせ、または Macbook 12in のいずれかの選択肢になります。言い換えると、前者はタッチパネル・フリック入力と iOS のインタフェース、後者はキーボード・マウス入力と MacOS のインタフェースの違いになります。現在の社会においては後者が優勢に思いますが、最近はキーボード入力よりもフリック入力の方が早いという人が多数派を占めてくるようになるとき、将来的には全面的に前者に置き換わることも十分にありえると思います。

Apple がリリースした Macbook 12in や Panasonic がリリースした Let's note RZ は、そのような新しいカテゴリーのコンピュータかもしれないと思えば、ちょっとワクワクしてきます。一方で、思い返してみると、以前の出張の際にLet's note RZ、iPad air 2、Macbook 12in を持ち出したことがあります。その際には、結局、Macbook 12in の出番は全くなかったことを思い出しました。次回の出張のときは、カテゴリがかぶらないように、Let's note SZ、Macbook 12in、そしてスマホを選択してみます。筆者の理論が正しければ、各々のデバイスの長所を生かすことができるように思います。